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英消費者団体がジーンズの強度をテスト 低価格品も優秀

英国の消費者団体Which?

丈夫で長く着用できる衣類の代表格であるジーンズ――。消費者も長持ちすることを前提に購入することから、英国の消費者団体Which?が主要10社の20製品の強度についてテストを実施した。その結果、カジュアルブランドのマタランやH&Mの低価格製品が高評価を獲得し、リーバイスなどの高級品を打ち負かした。

評価項目はデニムの強度、傷み具合(縫い目の強度や摩耗)、洗濯後の変化など。それぞれ5段階で評価し、総合得点でランク付けした。

その結果、3項目とも最高評価だったのはマタランの「ブルーヴィンテージ」(15ポンド)、ディーゼルの「Babhila009QI」(149ポンド)、マタランの「ジョリーリラックススキニージーンズ」(18ポンド)、H&Mの「スキニージーンズ」(17.99ポンド)。一方、最低評価となったのはリーバイスの「501リーバイスオリジナルジーンズ‐ワンウォッシュ」(80ポンド)だった。

いずれの製品も耐久性は高かったが、洗濯後の変化で明暗が分かれた形。Which?は「リーバイス、プリマーク、ジョージアットアズダ(スーパー大手アズダのアパレルブランド)の製品は洗濯後に縮みやしわが発生し、デニムの色合いが変化した」と指摘した。

低価格の製品が高級ブランド品を打ち負かしたことについて「ジーンズの品質が価格に依存しないことに驚いた」とコメントしている。調査では、綿の調達方針なども調べており、消費者に対し、環境への負荷やリサイクルなども考慮した買い物を呼びかけた。

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