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主婦連の原点踏まえ、未来展望 新会長・河村真紀子さん🔓

主婦連合会新会長・河村真紀子さん

◎持続可能な社会構築へ連携重視

「深刻な消費者問題が山積みです。正念場に対峙していくつもりで、会長就任を受け入れました。厳しい現状は消費者団体全体に共通している認識だと思います」

6月の主婦連合会(主婦連)の総会。任期退任の有田芳子さんの後を受け、新会長に選出されたのが河村真紀子さんだ。挑む思いを尋ねたときの第一声は「どんな問題にも誠意をもって取り組みたい」。

「消費生活の厳しさ、消費者問題の深刻さはコロナ禍によっていっそう促進されました。主婦連は創立73年の歴史を持ちますが、歴史の教訓を現代にどう活かすか、若い人たちも関心が持てる、注目する消費者運動へと前進していくには何が必要か、模索の毎日です」

グローバル化・デジタル化が進展する中、環境、エネルギー、食糧、社会制度・経済システムなどすべての分野で大転換が迫られている、と河村さん。激動期だからこそ、原点に立ち返りながら未来をたぐり寄せる、そんな気持ちで挑みたい、と。

「これまでの主婦連の運動には、生活の中からの不安や疑問点、それを持ち寄り、ワイワイガヤガヤと話し合い、アンケートを実施したり、その結果をまとめ、意見を表明したり、多様な手法を使って、社会に“声”を伝えてきた歴史があります。そのような活動の原点を捉え返し、自分を変え、社会を変える。言うは易し、行うは難しなのですが…(以下続く)

(本紙9月1日号「消費者問題はいま―提言」欄より一部転載)

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