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植物由来の代替食品 消費者庁が表示適正化へQ&A作成🔓

「大豆肉」「大豆ハンバーグ」など、植物由来の原材料を使用し、畜産物や水産物に似せて製造された食品が人気を博している。スーパーなどの食品売り場では売り場コーナーを設けて紹介する店舗も増えた。このような食品は「プラントベース食品」と称され、意味を知らないと消費者は誤解する。8月20日、消費者庁は事業者向けに「Q&A」を作成、消費者に誤解を与えないような適正表示の実施を促した。食肉ではないのに食肉であるかのような表示などをしないよう要請している。

◎景品表示法の考え方を提示、不当表示排除へ

消費者庁の「Q&A」はプラントベース食品について食品事業者側からどのような表示が景品表示法の問題表示に該当するか、そのような質問が多いことを背景に作成された。植物由来の原材料を使用しているとは言え、畜産物や水産物に似せて製造されていることから業界内では、消費者に誤認を与えない表示の適正化が課題となっている。

消費者向けリーフレットも作成し、プラントベース食品の注意点を紹介。特にアレルギーを持つ人に対し、原材料表示の確認を呼びかけた

消費者庁によると、これまで小麦、大豆などから「肉」「ミルク」「バター」「チーズ」などの代替となる加工食品が製造・販売され、メニューとして提供する飲食店もあるという。「Q&A」の中で同庁はプラントベース食品についてこう説明している。

「主に植物由来の原材料(畜産物や水産物を含まない)で…(以下続く)

(本紙「ニッポン消費者新聞」9月1日号より一部転載)

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