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タカタ製エアバッグ、新たな欠陥か 米国で再調査 国交省も注視

国土交通省

2004年以降、タカタ製エアバッグのガス発生装置(インフレーター)が異常破裂し、金属片が飛散する重大事故が発生、世界中で大規模リコールが実施されてきたが、今年9月に入り、NHTSA(米高速道路交通安全局)が当該エアバッグに新たな欠陥の恐れがあるとして再調査を開始したことがわかった。タカタはエアバッグ欠陥問題を契機に、2017年に経営破綻している。

調査対象には米主要自動車メーカーや日本のメーカーも含まれているという。報道によると、調査は湿気を取り除く乾燥剤を使ったタカタ製エアバッグが対象。3000万台にもなるという。これまでは乾燥剤が入っていないことが異常破裂につながるとして、乾燥剤を使っていないエアバッグがリコールの対象となっていたが、今回は乾燥剤が問題となり、それを使ったエアバッグが調査の対象となっている。

このような新たな問題指摘について、国土交通省自動車局は「NHTSAの取り組みについては確認している」、「現在、情報収集の段階」、「旧タカタをはじめ、当該エアバッグに関連する各メーカーが連携した対応を検討中と思われる」、「国交省としてはどんな対応があるかを含めた検討へ向け、急ぎ収集情報に注視している」としている。

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