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全相協「週末110番」スタート 初日3時間に20件 事例収集

公益社団法人全国消費生活相談員協会(全相協)は2月中の土曜と日曜、「週末電話相談110番」を開設。東京、大阪、北海道3カ所の事務所での相談受付を開始した。新型コロナウイルス感染防止対策に万全を期しての実施。110番のテーマは「突然の訪問・電話勧誘でトラブル」。

全相協の週末110番スタート。「突然の訪問・電話勧誘」トラブル事例を収集し、政策提言につなげる(2月5日、都内にて)

2月5日の「110番」初日には東京だけでも受付開始3時間で約20件の相談が寄せられた。多くは特定商取引法の関連相談だった。今回のテーマを「訪問販売」や「電話勧誘販売」に置いたことについて全相協では、特定商取引法改正で取り残された課題について相談被害事例をもとに改正を提起していく、としている。初日には深刻例も寄せられていた。

訪問販売や電話勧誘では規制を逃れる事業者の手口がますます巧妙化。消費者トラブルも減少していない。110番では相談者一人ひとりの苦情に対処するとともに、現状の被害実態を把握し、事例を活用して改善につなげていけるよう法的見直しも検討するとしている。寄せられた事例を精査して3月中をめどに報告書としてまとめる。各省庁関連機関にへの政策提言も盛り込むとしている。

「全相協・週末電話相談110番」は東京(土日の10時~16時 03ー5614ー0189)、大阪(日曜日の10時~12時・13時~16時 06ー6203ー7650)、北海道(土曜日の13時~16時)で2月27日(日)まで受け付けている。

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