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非純正バッテリーの発火事故相次ぐ 基準不適合の粗悪品に注意🔓

非純正バッテリーによる発火事故が2017~21年までの5年間に134件発生していることが3月30日、NITE(製品評価技術基盤機構)の調べでわかった。すべて製品や周囲を焼損する事例で、毎年家屋の全焼事故が起きていた。インターネット上で安全基準を満たさない粗悪品が販売されていることがあり、NITEは「非純正バッテリーは純正バッテリーよりも多くのリスクを抱えているものがある。一度事故が起きると火災といった大きな被害に発展しやすく、安さの裏に潜む危険性について認識してほしい」と注意を呼びかけた。

「互換品」などと称する非純正バッテリーの使用による火災が多発している(NITE再現実験より)

NITEによると、製品別では電気掃除機で69件、電動工具で52件と多く発生し、ノートパソコン(7件)やスマートフォン(5件)でも起きていた。134件の事故すべてで焼損を伴う被害が発生、そのうち7件は家屋が全焼していた。「電気掃除機のバッテリーパックを充電中、出火し、周辺を焼損した」(2020年10月、富山県)、「ネット通販で購入した電動工具用バッテリーパックを充電器で充電していたところ、異音がして出火し、周辺を焼損した」(2020年10月、兵庫県)などの事例が報告されている。

NITEは非純正バッテリーに潜むリスクとして、「設計不良で安全保護装置が作動しないものがある」と指摘。電気用品安全法の技術基準を満たしていない製品が…(以下続く)

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