6月の環境月間にあわせ、神奈川県はイオンと連携し、プラスチックごみの削減を呼びかける啓発事業を展開している。目玉はマイバッグならぬ「マイ買い物かご」（商品名：マイバスケット）。購入した商品をかごに入れたまま持ち帰ることができる持ち帰り専用かごで、買い物袋への詰め替えの手間が省けるとともにレジ袋の削減につながる。「かながわプラごみゼロ宣言」ロゴマーク付きの神奈川県限定デザインで、3色を用意。県内イオン・イオンスタイル17店舗で1250個を販売する。
神奈川県限定デザインのマイバスケット3色。ロゴの中で「小さな行動が、私たちの未来を変える！」と実践を呼びかけている（写真提供・イオンリテール南関東カンパニー）
マイバスケットは、サトウキビ由来の認証済みバイオマス素材を30％配合した環境配慮製品。価格は税抜き362円。持参したマイバスケットに店内のかごを重ねて使用し、会計の際、店員がマイバスケットに商品を詰め替えてくれる。啓発事業は6月30日までだが、マイバスケットは無くなり次第販売終了となる。
県は2018年9月に「かながわプラごみゼロ宣言」を発表し、2030年までの早い時期に使い捨てプラごみゼロを目指す。今回の取り組みもその一環で、マイバスケットの販売は県として初の試み。一方、イオンは千葉県や横浜市など包括協定を結んだ自治体と連携し、地域限定マイバスケットを用いた啓発事業を拡大させてきた。