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【米国】ボタン電池の誤飲防止法案、上院通過 消費者団体は歓迎

ホワイトハウス

ボタン電池の安全基準を強化する「リース法」が下院に続き、上院でも可決されたことを受け、アメリカ消費者連盟(CFA)などは8月3日、歓迎する声明を出した。バイデン大統領の署名により成立する見通し。米消費者製品安全委員会(CPSC)のもとで誤飲事故を防ぐための安全基準作りがおこなわれる。

法案は、リモコンのボタン電池を誤飲して亡くなったリース・ハムスミスちゃん(18カ月)にちなんで名付けられた。母親のトリスタ・ハムスミスさんら家族が立法運動に立ち上がり、幅広い支持を集めたという。法案は下院、上院とも党派を超えて可決された。

法案は、ボタン電池の容器包装やリモコンなどの電池ケースのふたを6歳以下の子どもが開封できない仕組みにすることや、目立つ形で警告表示を付けることを求める内容。CPSCに対し、新たな安全基準の策定を指示している。

CFAなどは「リース法の可決によって、すべての子どもが安全になる。リースちゃんの家族が悲しみを乗り越えて立ち上がったことを称賛する」とコメントしている。

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