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生活クラブ、3店舗で液体石けんの量り売り開始 順次拡大へ

生活クラブ連合会(東京都新宿区)は8月1日から、東京と神奈川の計3店舗で液体石けん類の量り売りを開始した。利用方法はシンプルで、持参した容器に液体を詰めて計量し、あとはレジで清算するだけ。プラスチックの削減につながるだけでなく、必要な量を必要な時に購入できるため不要な買い物を減らし、財布にも優しいという。これまで生鮮品などの量り売りに取り組んできたが、石けん・雑貨分野では今回が初。生活クラブは「ほかの店舗にも順次拡大していきたい」としている。

液体石けん類の量り売りを開始したデポー石神井の様子(生活クラブ連合会提供)

取り組みを始めた3店舗はデポー石神井(練馬区)、つなしまデポー(横浜市)、ちがさきデポー(茅ヶ崎市)。ハンドソープ、ボディシャンプー、キッチン用液体石けん、洗濯用液体石けんの4品目を取り扱う。利用方法は、からの容器をはかりに載せる、液体を容器に詰める、もう一度はかりに載せる、ラベルを出力する、という手順。あとはラベルをレジで精算すれば買い物終了となる。

4品目はそれぞれプラスチック製タンク(容量10キログラム)に入って店舗に届くが、量り売りすることで1タンク当たりハンドソープ38袋分、キッチン用液体石けん約22袋分、ボディシャンプー約18袋分、洗濯用液体石けん9袋分の容器を削減できる。

SDGsの意識の高まりを受け、日本でも量り売りが広まりつつあるといい、生活クラブは「今回の取り組みをきっかけに石けん類の脱プラへの関心を高め、利用拡大につなげたい」としている。

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