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ネットゲーム相談、過去最多 中高年も高額課金トラブル 東京都

東京都消費生活総合センター

スマートフォンやパソコンから接続して、同時に複数の人が参加する「インターネットゲーム」に関する昨年度の相談が906件となり、過去最多を更新したことが東京都消費生活総合センターの調べでわかった。20歳未満が当事者となった相談が全体の54%を占めたものの、50歳代以上からの相談も合計84件あり、「(ゲームに夢中になり)気づいたら高額な課金をしていた」などの事例が寄せられたという。ネットゲームに関する相談は今後も増加が続く見通しで、同センターは動向を注視する考えだ。

同センター相談課によると、ネットゲームの相談は年々増加傾向にある。特にコロナ禍に急増し、20年度は前年度比22.7%増の849件、21年度も6.7%増の906件と過去最多を更新した。

20歳未満が当事者となる相談は490件と全体の54%を占めたが、そのうち17歳以下の相談が472件。保護者などから「親の同意なく高額な課金をしたことが判明したため取り消したい」といった事例が多く寄せられた。

一方、20歳以上からの相談も多く、「20歳代」「30歳代」「50歳代」は前年度から増加。特に50歳代は37%増の59件と大幅に増えた。未成年と同様、「高額課金」に絡んだ事例が多いという。そのほか「スマホを解約したらゲームも解約されると思ったが、銀行口座から定額料金を引き落とされた」、「解約手続きを行ったのに契約が続いていた」などが寄せられたという。

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