国土交通省と自動車事故対策機構は10月21日、安全性能を評価する「自動車アセスメント2022」において、トヨタ「ヴォクシー／ノア」が最高評価にあたる「ファイブスター賞」を受賞したと発表した。予防安全性能、衝突安全性能の2つの試験で最高の「Aランク」を獲得した上、事故発生時に警察や救急へ自動通報する「事故自動通報装置」を装備していることが評価された。
自動車アセスメント2022で最高評価のファイブスター賞を受賞したトヨタ「ヴォクシー」
国交省などは2021年度から評価結果を車種ごとに順次公表することとしており、今回が今年度の第1弾公表となる。
評価結果によると、199点満点中186.44点を獲得し、得点率は93％に達した。特に予防安全と事故自動緊急通報装置に関する評価では満点を獲得した。トヨタ自動車によると、同車は対象とする事故範囲を拡大した衝突被害軽減ブレーキに加え、複数の予防安全システムを標準装備。サードシートまで守る6つのSRSエアバッグや全方位コンパティビリティボディ構造を採用し、衝突時の乗員の傷害低減を図っている。