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子どものベランダ転落事故防止へ動画作成 大人が対策を 東京都

東京都庁

ベランダからの子どもの転落事故が依然として発生していることを受け、東京都は注意喚起動画「STOP! 子どもの転落事故」を作成し、公式動画チャンネル「東京動画」に公開した。都は2017年度の「東京都商品等安全対策協議会」でベランダ転落事故の安全対策を取りまとめており、動画では当時の検証実験の様子も盛り込んだ。街頭のデジタルサイネージやSNSでも配信し、保護者に改めて注意を呼びかけていく。

注意喚起動画は転落事故を防ぐポイントを15秒で紹介するもの。子どもがベランダの手すりの高さまで素早くよじ登っていく実験映像も盛り込み、「子どもの転落事故は私たち大人が防ぐ」とのナレーションを付けた。

都の検証実験では、高さ110センチメートルの一般的なベランダの手すりだと4歳児の7割近くがよじ登ってしまい、2歳児だと足がかりを利用して登ってしまう場合があった。都は対策として▽ベランダにイスなどの足がかりになるものを置かない▽エアコンの室外機は手すりから60センチメートル以上離す▽ベランダに通じる出入口には子どもの手の届かない場所に補助鍵などのカギをつける▽ベランダのある部屋に子供を1人にしない――よう呼びかけている。

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