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食品5社、アレルギー啓発 オンライン出前授業展開

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食物アレルギー配慮商品を販売する食品5社が食物アレルギーに関するオンライン出前授業を実施している。2年目となる今年度は昨年10月、兵庫県の小学6年生を対象に第1回目を実施。今後、全国展開していくという。

食品5社はオタフクソース、ケンミン食品、永谷園、日本ハム、ハウス食品(50音順)。5社は「プロジェクトA」と名付けた食物アレルギーの協同取り組みを展開。「食物アレルギーの有無にかかわらず、みんなで食事をおいしく楽しめる社会の実現」を活動理念とし、食物アレルギー配慮商品の普及やレシピの共同開発、啓発活動に取り組んでいる。

オンライン出前授業もその一環。2021年10月から小学校5・6年生向けに開始し、21年度は計4校、延べ287人の児童が参加した。2年目となる今年度も10月18日、兵庫県の小学6年生を対象に第1回目を実施。授業ではプロジェクトAが無料配布している副読本「知ろう!学ぼう!食物アレルギー~みんなでいっしょにおいしく食べよう~」を活用し、39人が食物アレルギーについてのクイズや表示、各社の取り組みなどを学んだ。副読本は今年度、10万部を全国配布しており、今後、出前講座を全国で実施していく。

(本紙「ニッポン消費者新聞」1月1日新年特集号より転載)
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