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【米国】歯ブラシを清潔に保つ方法 「乾燥」が重要

コンシューマーリポート

1日に2回は口の中に入れる歯ブラシ――。米国の消費者団体コンシューマー・リポートは歯ブラシを清潔に保管する正しい方法について調査し、報告している。ポイントは「乾燥」。細菌を増殖させないことが重要だとしている。

米疾病対策センター(CDC)が推奨する方法は、歯ブラシをきれいに水道水ですすぎ、直立させて保管し、自然乾燥させること。密閉した状態で保管すると細菌の増殖につながるという。細菌の付いた歯ブラシで磨いても直ちに健康を害するわけではないが、やはり衛生的とは言えないようだ。

また、マルティナ・ベルトリーニ博士は▽歯ブラシ同士が触れないよう離して保管する▽旅行用歯ブラシセットは目的地に到着したらケースから取り出し、乾燥した状態で保管する――ようアドバイス。米歯科医師会(ADA)は▽他の人と歯ブラシを共有しない▽毛羽だってきたら交換する(3~4カ月ごと、もしくはそれ以上の頻度で)――としている。

また、衛生面にこだわるあまり、食器洗い機や電子レンジ、紫外線装置で消毒することも想定されるが、CDCは「これらの機器を使う必要はないし、歯ブラシの損傷につながるおそれがある」と警告している。

コンシューマー・リポートは「歯ブラシやフロスを用いた口腔ケアに注意を払う人は多いが、道具自体にも注意を払ってほしい」と呼びかけている。

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