米農務省は3月6日、牛豚肉、家禽、卵の「米国産」表示について、出産から飼育、加工までの全工程が国内で行われたものに限定する新たな規則案を発表した。2021年の「アメリカ経済の競争の促進に関する大統領令」の一環で、ホワイトハウスは「表示の明確化と透明性の向上は消費者の混乱を防ぎ、食品がどこで作られたかを正しく理解するのに役立つ」とコメントしている。消費者団体も支持する声明を出し、早くも原産地表示義務化の復活を望む声が出ている。
現在、米国の食肉原産国表示は任意で、事業者にゆだねられている。WTO（世界貿易機関）が2015年、貿易障壁を訴えていたカナダとメキシコの主張を認め……（以下続く）
◆この記事の続きは以下の会員制データベースサービスで購読できます
📌ジー・サーチ データベースサービス
📌日経テレコン
📌ファクティバ