サイトアイコン WEBニッポン消費者新聞

窓・ドアの経年劣化に注意 緩みやがたつき、放置せず修理を🔒

寒さが緩み、窓を開ける機会が増えるこの時期にあわせ、NITE(製品評価技術基盤機構)は3月23日、窓・ドアの経年劣化による事故に注意を呼びかけた。緩みやがたつきが発生しているにもかかわらず、そのまま使用を続けるなどして重傷を負う事故が起きており、「事故に遭わないためにはヒヤリハットや事故の予兆を見逃さないことが大切。異常を感じたら販売店やメーカーに相談し、点検・修理を行ってほしい」としている。

上げ下げ窓が固定されず、少しずつ下がってくるのは危険サイン。工務店やメーカーに相談を(NITE事故再現映像、LIXIL共同監修)

NITEによると、2013年~2022年の10年間に窓・ドアの経年劣化が疑われる事故が11件起きていた。内訳は重傷が5件、軽傷が3件、ヒヤリハットが3件。また、今回の注意喚起に協力した住宅設備大手LIXILにも22年までの10年間に経年劣化によるヒヤリハット情報が92件寄せられていた。

NITEが公表した重傷事例の一つが、上下にスライドさせて開閉する「上げ下げ窓」で起きたもの。窓を開け、下枠に手をかけていたところ、開けていた下窓が落下し、右手指を負傷したという。約25年もの長期使用により、下窓を支える部品が破損したとみられ、使用者は以前から、窓の動きが悪かったり開けた窓を保持できなかったりする不具合に気づきながら、そのまま使用を続けていたという。

また、折り畳みタイプの「浴室折戸」でも……(以下続く)

この記事の続きは以下の会員制データベースサービスで購読できます
📌ジー・サーチ データベースサービス
📌日経テレコン
📌ファクティバ

モバイルバージョンを終了