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エシカル消費の認知度上昇 今年度は58.8%に 徳島県調査

消費者庁徳島オフィス

徳島県におけるエシカル消費(倫理的消費)の2022年度認知度は58.8%で、昨年度から4.9ポイント増加したことが、県の消費者意識調査でわかった。調査ではエシカル消費関連の言葉・マークの認知度、実践する行動なども尋ねており、県は調査結果を今後の普及啓発方法の検討に活かす方針だ。

調査によると、2022年度の「エシカル消費」認知度は58.8%(「言葉及び意味を知っている」16.7%、「言葉のみ知っている、聞いたことがある」42.1%)。県が実施した昨年度の同様の調査では53.9%で、4.9ポイント増加した。

エシカル消費に関連する言葉を15個の中から、見聞きした経験のあるものを選んでもらったところ、上位5位は「食品ロス」91.5%、「エコ」89.4%、「地産地消」82.2%、「SDGs」78.8%、「オーガニック」78.7%となった。

一方、エシカル消費に関連する15個のマークの認知度では、「見たことがある」の上位3位は「エコマーク」60.7%、「SDGs」40.3%、「国連WFP」29.1%。「意味も知っている」の上位3位は「エコマーク」29.5%、「SDGs」19.3%、「SDGs目標12」8.9%だった。

エシカル消費につながる何らかの行動をしている人は94.%にのぼり、実践状況の上位5位は「マイバッグの利用」87.0%、「地産地消」72.5%、「3R活動」58.1%、「環境に配慮した商品」51.8%、「マイ箸・マイカップ等の利用」42.9%。「アニマルウェルフェア(動物福祉)」は21.5%(10位)、「再生可能エネルギーの購入・利用」19.5%(14位)だった。

調査は今年1月、県内在住の16~70歳の男女を対象にインターネットで実施。539人から回答を得た。

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