豪州の消費者団体CHOICEのアラン・カークランドCEOが11月中に辞任することがわかった。オーストラリア証券投資委員会（ASIC）の委員に任命されたため。CHOICE理事会は次期CEO選びの手続きに入った。
カークランド氏は2012年からおよそ11年間CEOを務め、就任当初は児童保護、ホームレス、障害者への資金援助を求めるキャンペーンを主導するなどした。また、CHOICEに在籍する前はオーストラリア法改革委員会の事務局長を務めるなど司法分野で活躍した。
カークランドCEOは「CHOICEを去るという決断は、私が下さなければならなかった最も困難な決断の一つだ。この国を消費者にとって公平な場所にするために、素晴らしいメンバーとともに活動できたことは光栄なこと。公正な金融システム、危険な製品の排除、先住民族の権利保護に取り組んできたことは私の誇りだ」とコメント。
理事会も「アランを失うことは残念だが、消費者の権利に取り組む別の重責を担うことに興奮している」と応じた。