サイトアイコン WEBニッポン消費者新聞

埼玉で消費者団体研修会 トラブル事例学び消費者力アップ🔒

◎相談員の鎌田伊津子さん講演 「少額でも相談を」と呼びかけ

契約の基本や最新の消費者トラブル事例を学び、消費者力の向上を目指す消費者団体向け研修会が8月29日、さいたま市内で開かれた。消費生活相談員の鎌田伊津子さんがトラブル対処法を紹介するとともに、「少額の契約であっても消費生活センターに相談してほしい。それが法改正につながる」と呼びかけた。

消費者団体を前に講演する鎌田伊津子さん。契約の原則や法律を知ることが力になると呼びかけた(さいたま共済会館にて)

この研修会は埼玉県の委託事業として毎年開催されている。午前は相談員(国民生活センター勤務)の鎌田さんによる講演会、午後は3年ぶりとなる消費者団体活動交流が行われ、オンラインを含めて約70人が参加した。開会の挨拶に立った埼玉県地域婦人会連合会の柿沼トミ子会長は「世界情勢の影響が日々の暮らしを圧迫している。いまこそ消費者団体の知恵とグループとしての力を活かす時であり、本日の研修会が皆様の新たな力となり、明るい明日につながるよう学んでいこう」と呼びかけた。

「知は力なり」と題した講演会では、相談現場の最前線に立つ鎌田さんが最新のトラブル事例を解説。相談が増えている「保険金が使えると勧誘する住宅修理サービス」や「中古車の売却トラブル」、「暮らしのレスキューサービス」などを取り上げ、クイズや動画を織り交ぜながら対処方法を紹介した。

定期購入や偽サイトのトラブルが相次ぐインターネット通販については……(以下続く)

(本紙「ニッポン消費者新聞」9月1日号より一部転載)

この記事の続きは以下の会員制データベースサービスで購読できます
📌ジー・サーチ データベースサービス
📌日経テレコン
📌ファクティバ

モバイルバージョンを終了