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植物性ミルク 表示確認し自分に合ったものを 静岡県がテスト

健康志向や牛乳代替品として利用が広がる「植物性ミルク」について、静岡県環境衛生科学研究所がアンケートと商品テストを実施した。調査対象は前回調査した豆乳類以外のアーモンドミルク(20製品)、オーツミルク(6製品)、ココナッツミルク(6製品)。栄養成分を調べたところ、食塩や糖類が牛乳よりも多い製品がある一方で、カルシウム含有、砂糖不使用、食塩不使用をうたう製品もあり、「表示をよく確認して自分に合った製品を選んでほしい」と呼びかけている。

県職員1047人へのアンケートによると、摂取経験の割合はアーモンドミルクが54%、オーツミルクが14%、ココナッツミルクが61%。いずれも男性よりも女性が多かった。摂取頻度は「月1回未満」が80%以上と多く、味や栄養を期待して摂取していることがわかった。

100ミリリットル当たりの栄養成分を牛乳と比較したテストでは、ビタミンE、亜鉛、鉄、食物繊維は牛乳よりも植物性ミルクに多く含まれていた。一方、炭水化物はオーツミルクで、食塩相当量はアーモンドミルクとオーツミルクで牛乳よりも高い値だった。製品の中にはビタミンEやカルシウムの含有、砂糖不使用、食塩不使用をうたう製品があり、表示をよく確認することが重要だとしている。

(本紙「ニッポン消費者新聞」9月1日号より転載)

 

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