◎引越安心マークの活用も呼びかけ
引越の依頼が集中する3月を前に、国土交通省や全日本トラック協会が引越時期の分散を呼びかけている。近年の運送業界での人手不足を背景に、混雑時期には例年、「希望日にあう事業者が見つからない」などのトラブルが発生している。今年の「引越混雑予想カレンダー」によると、混雑ピークは3月16日(土)から4月7日(日)にかけて。国交省などは「予想カレンダーを参考に、2月以前または5月以降の引越を検討してほしい」と呼びかけている。
また、引越事業者を選ぶ際には全日本トラック協会が運営する「引越事業者優良認定制度(引越安心マーク制度)」の活用を呼びかけている。同制度では講習会などを実施し、責任を持って利用者に対応できる引越事業者を認定。利用者保護を目的として国が定めた「標準引越運送約款」に基づく確かな引越作業の提供などに努めている。2024年1月1日現在、353事業者(1720事業所)が認定されており、全日本トラック協会のホームページにおいて都道府県別に公表されている。