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液体ミルクの健康影響評価、あっさり通過 「すでにある技術」🔓

常温で保存でき、開封すればすぐに授乳ができる「乳児用液体ミルク」に関する食品健康影響評価が4月10日、食品安全委員会で行われた。殺菌方法や保存基準などを審議したが、規格基準案が既存の規定の組み合わせで構成されているため、約1時間であっさりと終了。食安委の佐藤洋委員長は「すでに確立している技術であり、適切に管理される限り問題はない」との認識を示した。

食品メーカーや関係省庁担当者で傍聴席が埋まった食品安全委員会。液体ミルクの審議は約1時間で終わった(10日午後)

評価を依頼した厚生労働省は意見募集などを経て、早ければ夏にも省令を改正する方針だ。

乳児用液体ミルクの正式名称は「調整液状乳」。常温で長期保存が可能な上、湯で溶かすなどの作業を必要とせず、吸い口を装着すればすぐに授乳ができる。災害時や外出時に…(以下続く)

■委員会での主なやり取り(要旨)

食品安全委員会「賞味期限はどのように設定されるのか」

厚労省「調整液状乳は乳児用として消費者庁所管の特別用途食品の要件を満たす必要がある。製品を構成する栄養素は製造後、一定程度減衰するが…(以下続く)

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