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食品大手6社、九州で共同配送開始へ 物流効率化、1月から

味の素、カゴメ、日清オイリオ、日清フーズ、ハウス、ミツカンの食品大手6社は、来年1月から九州エリアで常温製品の共同配送を順次開始する。配送拠点と配送車両を共同利用して輸送効率を改善し、CO2(二酸化炭素)排出量削減を目指す。

現在、6社合計で3か所ある配送拠点を新たな拠点に集約。各社商品の共同配送を行い、物流の効率化を図る。配送回数が減るため、納品先の荷受け時の負担も軽減できるという。

配送拠点では各社の情報システムと連結して物流情報を一元化し、在庫管理や配送車両の手配といった物流業務の効率化も進める。長期的な人手不足に対応するための設備導入も予定する。

食品業界の物流環境はドライバー不足や燃料価格の上昇、環境保全への対応などにより深刻化している。六社は今後も食品物流体制のさらなる強化を図る方針だ。

(本紙「ニッポン消費者新聞」6月1日号より転載)

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