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食品安全委員会、佐藤洋委員長が続投 新体制スタート

食品安全委員会は7月2日の会合で、佐藤洋委員長の続投を決めた。任期は3年。委員長として2期目となる佐藤氏は「海外リスク評価機関との連携により委員会の機能強化を図りたい」と抱負を述べた。

満場一致で委員長に選出された佐藤洋氏(中央)。新体制がスタートする(2日午後、食品安全委員会にて)

食品安全委員会は7人の委員で構成する組織。6月末の任期満了に伴い、7月1日付で新任3人を含む6人の委員が任命された。改選後、初となる今日の会合では委員長の選出が行われ、委員の互選により満場一致で佐藤氏が選ばれた。3人の新任委員は香西みどり氏(お茶の水女子大学生活科学部教授)、川西徹氏(前国立医薬品食品衛生研究所長)、吉田充氏(日本獣医生命科学大学食品科学科教授)。

佐藤氏は2012年に食品安全委員会の委員に就任、15年には委員長を務め、今回が2期目。専門は公衆衛生学。

佐藤委員長は「引き続き、委員長職という重責をお任せいただき身の引き締まる思い。これまでも、今後ともリスク評価を着実に実施するとともに新たな評価方法の導入、あるいは可能であれば開発を進めていきたい」と挨拶。また、「適切で丁寧なリスクコミュニケーションを進めることや海外のリスク評価機関などとの連携を強化していくことで、ますます委員会の機能を強化し、我が国の食品安全を確保することで国民の健康を守っていきたい」と抱負を述べた。

【委員の顔ぶれ】
委員長・佐藤洋氏(再任)
委員長代理・山本茂貴氏
委員・香西みどり氏(新任)
委員・川西徹氏(新任)
委員・堀口逸子氏(再任)
委員・吉田充氏(新任)
委員・吉田緑氏(再任)

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