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【豪州】「薬局で買ってはいけない」製品に磁気サポーター

豪州消費者団体Choice

薬局(ドラッグストア)が取り扱う製品は医薬品だけでなく、衛生用品やサプリメント、お菓子、日用品など多岐に渡る。その中には誇大表示の製品、健康被害の恐れのある製品、高価だが価値のない製品もあるとして、豪州の消費者団体CHOICE(チョイス)は「買ってはいけない10製品」を公表した。ほとんどが医薬品やサプリメントだが、その中には磁気サポーターも入っていた。

同国の薬局では、痛みを緩和する代替療法の一つとして、ひざ用、足首用、ひじ用、背中用の磁気サポーターが販売されている。これらの製品について、チョイスは「磁気療法の有効性を示す科学的研究は非常に少ない」と指摘。有効性を認めた研究も一部にあるが、多くの研究者は優れた証拠はないと判断していると伝えた。

磁気サポーターの効果の一部は、バンド部分からの圧迫と各部位を支えるサポート力からくる可能性が高く、チョイスは「磁気サポーターが普通のサポーターよりも優れていることを示す科学的証拠はなく、価格は普通のサポーターの2倍以上する」としている。

そのほかの買ってはいけない製品として、医薬品以外では、子供用ビタミングミ(虫歯になる)、子供用ヤギのミルクグミ(タンパク質・カルシウムが少なく補給源として役不足でお金の無駄)、肩こり用サプリメント(口から摂取した成分が特定の部位にだけ作用することはない)など。チョイスは「薬局は健康のために役立つ商品を販売していると思いがちだが、カウンターの奥の医薬品以外はそうとは限らない」と注意を呼びかけている。

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