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ステルス値上げ、2割が「買うのをやめた」 消費者庁調査

消費者庁

商品の価格を据え置きながら内容量を減らす「ステルス値上げ(実質値上げ、隠れ値上げ)」――。

加工食品や生活用品、はたまた飲食店のメニューなどで広く行われている商行為だが、このステルス値上げを消費者がどのように感じているのか、消費者庁が意識調査を実施した。2割を超す人が買うのをやめたり、不誠実だと感じたりしていた。

消費者庁のモニター調査によると、ステルス値上げについて(複数回答)、80.8%の人が「3年前と比較して実質値上げが増えたと感じる」と回答。23.9%が「日常的に買っている商品について、実質値上げが原因で買う商品を変えた(または買うのをやめた)ことがある」とし、22.6%が「実質値上げは不誠実だと感じる」と答えた。

一方、19.1%が「物価上昇による実質値上げは仕方がない」と答え、容認する声があったほか、3.6%と少数ながら「実質値上げは買う量や商品の選択に影響しない」との回答もあった。

ステルス値上げに関する設問は、7月18日に発表された平成30年7月物価モニター調査の中で行われたもの。この調査は7月5日~9日に実施され、1414人が回答した。

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