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線路で立ち往生、電動車いす死亡事故多発 周囲が見守りを🔓

踏切内での電動車いすの事故が相次いでいるとして12月20日、NITE(製品評価技術基盤機構)が注意を呼びかけた。車輪が溝にはまり込んだり、脱輪したりして走行不能に陥り、列車にはねられる事例が多発。直近1年で5人の高齢者が死亡した。NITEは「周囲の人は踏切で電動車いすを見かけたら、渡り切るまで見守ってあげてほしい」としている。

レールの溝に前輪がはまり込んだ電動車いす(NITE再現実験より)

2018年11月末までの約10年間に、NITEに報告された踏切での電動車いす事故は16件。11人が死亡、4人が重傷を負い、いずれも65歳以上の高齢者だった。特に今年は5件の事故が相次ぎ、5人が死亡。事故の大半が不注意や誤った使い方によるもので、NITEは「正しく使用することで防げる事故も多い」と指摘した。

香川県で2012年2月、60歳代の男性が列車にはねられて死亡する事故が発生。夜間の暗い踏切を渡ろうとした際、脱輪して身動きが取れない状態に陥ったとみられた。

09年4月、香川県で起きた列車との接触事故では…(以下続く)

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