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佐川急便の不在通知装うSMSに要注意 愛知県で相談急増

佐川急便を装い、偽の不在通知を送り付けるSMS(ショートメッセージサービス)が横行しているとして、愛知県が注意を呼びかけた。SMSに記載されたURLにアクセスすると、端末の認証コードの入力を求められたり、不審なアプリをインストールさせられたりするという。県は「佐川急便はSMSで不在通知を送ることはない」として、不審なSMSが届いた場合は無視するようアドバイスしている。

県職員の携帯端末に送り付けられた偽の不在通知(愛知県提供、URLや携帯電話番号は一部修正)

佐川急便を装った偽のSMSに関する相談は「以前から寄せられていた」(県民相談課)ものの、昨年11月には34件に急増。11月までの5カ月間を集計したところ合計65件の相談があり、注意喚起を行った。主な相談内容は「不審なSMSが届いたがどうすればよいか」などで、これまでのところ金銭的な被害に遭った事例は確認されなかったという。

偽のSMSには「お客様宛にお荷物のお届けにあがりましたが不在の為持ち帰りました。下記よりご確認ください」との文言があり、その下にURLが記載されていた。URLにアクセスすると、Android端末では佐川急便サイトに酷似した偽のサイトにつながり、不審なアプリをダウンロードさせられる。一方、iPhone端末では、電話番号と認証コードを入力する画面につながるという。

指示に従ってしまうと、キャリア決済サービスなどを通じて不正利用される可能性があり、県はURLにアクセスしないよう警告している。

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