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食安委、アニサキス食中毒を初議論 アレルギーも対象に🔓

近年、報告件数が急増しているアニサキス食中毒の対応を検討するため、食品安全委員会の専門調査会(座長・脇田隆字国立感染症研究所長)が3月4日、開催された。魚を生で食べるための安全対策を議論していくこととし、リスク評価の前段階となるリスクプロファイルの作成に乗り出すことを決めた。また、アニサキスアレルギーについても周知が必要と判断し、議論の対象に加えることを確認した。

アニサキスについて初めて取り上げる微生物・ウイルス専門調査会。議論に必要な知見をどこまで収集できるかが鍵となる(4日、食品安全委員会にて)

微生物・ウイルス専門調査会でアニサキスの安全対策を検討するのは初めて。当日は対策の方向性が議論された。

魚介類に寄生するアニサキスは加熱・冷凍により死滅・不活性化するが、日本では刺身などによる食中毒が多発している。専門調査会では、「和食」のユネスコ無形文化遺産登録にも配慮し、生食を前提とした安全対策を検討していくことが示された。

また、リスク評価の前段階となるリスクプロファイルを作成することを決定。最新の科学的知見を収集・精査し…(以下続く)

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