サイトアイコン WEBニッポン消費者新聞

ヘアカラー「毎回パッチテストを」 東京都センで実習講座🔓

ヘアカラーリング製品の正しい使い方を知ってもらおうと、東京都消費生活総合センターは3月8日、消費者向けの実験実習講座「ヘアカラーリングABC」を開催した。参加した約30人の女性が医薬部外品と化粧品との違いや使用上の注意事項などを学び、様々なタイプの製品を実際に試す染毛実験にも挑戦した。講師の田島洋一・日本ヘアカラー工業会PR委員長は「ヘアカラーは毛を染めるための強い薬剤が使われている。アレルギーを防ぐため、使用前に毎回パッチテストを必ず行ってほしい」と呼びかけた。

取扱説明書の注意ポイントを解説するヘアカラー工業会の田島洋一PR委員長(8日、東京都消費生活総合センターにて)=写真一部修正=

様々なタイプのヘアカラーリング製品を一度に体験できる機会は少なく、講座には定員の5倍もの応募が殺到した。ヘアカラー愛用者のほか、使用に不安を感じる未経験者も複数参加し、休憩時間中も講師に質問をぶつけるなど熱気を帯びる内容となった。

田島さんは、ヘアカラーリング製品には医薬部外品と化粧品があることを説明。医薬部外品の代表的な製品としてヘアカラーと白髪染めをあげ、「2つ以上の薬剤を混ぜて使用し、しっかり染めて2~3か月の色持ち効果がある」と解説した。一方で化粧品として発売される新製品も次々登場しているとし、「シャンプーで落とせて、手軽に使える製品が多い。使うたびに徐々に染まるヘアカラートリートメントやヘアマニキュアなどがある」と述べた。

参加者は外箱の表示を見て医薬部外品と化粧品とに分類する仕分け作業に挑戦。サンプル毛への染毛実験では、クリームタイプや泡タイプなどの使い心地の違いや染まり具合を確認した。クシでとかすように使える部分染め白髪かくし(ヘアマーカー)を試した参加者は「髪の根元を染めるのに便利。効果が1日だけなので…(以下続く)

 

この記事の続きは以下の会員制データベースサービスで購読できます
ジー・サーチ データベースサービス
日経テレコン

モバイルバージョンを終了