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口腔インプラント治療指針の順守活動推進 宮崎隆さん🔓

日本口腔インプラント学会理事長、昭和大学副学長 宮崎隆さん

「インプラント治療は入れ歯やブリッジと異なり、外科手術を伴うものです。安全に行うためには口腔内のみならず患者さんの基礎疾患、服薬などを含めた全身状態の把握が重要。医療面接、診察、CT検査、血液検査など各種検査を行い、診断の上、治療計画を作成する必要があります」

公益社団法人「日本口腔インプラント学会」の理事長・宮﨑隆さんは、歯科の中でも専門性の高いインプラント治療の特徴をこう説明する。日本の歯科医師約10万人。そのうち約1万5千人が日本口腔インプラント学会の会員だ。

「歯科系最大の学会として、今後も様々な対策を講じていきたいと思います」

インプラント治療は抜けた歯の顎(あご)の骨に人工の歯根(インプラント体)を埋め込み、その上に人工歯を作る治療法。残っている歯に負担をかけるブリッジや入れ歯とは異なり、しっかりと人工歯を固定できる。3月14日、国民生活センターはインプラント治療に関する相談事例をまとめ、年間60件から80件の範囲で身体不具合例が寄せられていることを公表した。

宮﨑さんは「歯科医師は手術が可能な場合でも、その後のリスクを含めて患者さんに十分説明する必要があります。インプラント体を骨に埋入する手術に加え…(以下続く)

(本紙4月1日号「消費者問題はいまー提言」より転載)

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