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フリマアプリ市場拡大続く オンラインゲーム市場は頭打ち感

インターネット

フリマアプリ市場が急拡大していることが5月16日、経済産業省の電子商取引に関する市場調査で分かった。

メルカリをはじめとするフリマアプリの2018年の国内市場規模は前年比32.2%増の6392億円に急増。同省は「フリマアプリが初めて登場した2012年からわずか6年で巨大市場が形成された」と分析した。

一方、フリマアプリよりも先の普及したネットオークションも拡大の一途をたどっている。登場から約20年が経過するが、18年は前年比0.9%増の1兆113億円にまで広がった。

同省は両者の価格決定方法の違いに着目。「フリマアプリは、利用しない持ち物を手軽に処分し換金したいという目的が多いのに対し、ネットオークションは、できるだけ高い値段で売りさばきたいという目的が多い」と分析。両社とも規模が拡大が続いていることから、「フリマアプリがネットオークションの市場を切り崩しているとは、数字上の観点から今のところ考え難い」としている。

また、規模が大きいオンラインゲーム市場は1兆4494億円と前年比3%の伸びにとどまった。昨年の伸び率は7.5%だった。スマートフォンの普及が市場拡大につながってきたが、18年のゲーム各社の業績は好調とは言えない状況。経産省は「世界レベルで市場獲得を目指すことが我が国のオンラインゲーム業界の取り組みとして重要視されている」と指摘する。

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