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【英国】スーパー大手のテスコ、2週間で1000品目値上げ

英国の消費者団体Which?

英国の消費者団体Which?は7月19日、国内最大手スーパーのテスコがこの2週間に1000品目以上を値上げしていたことがわかったと伝えた。値上げ率は平均11%にものぼり、値上げした品目にはバナナ、チーズ、パスタなど主要な食料品も含まれているという。

通信社プレス・アソシエーション(PA)が入手した内部文書で明らかになった。最も値上がりしたのはレンズ豆で、1.42ポンドから3.60ポンドと実に2.5倍の価格になった。人気のブランド商品の価格も相次ぐ上昇となり、チェダーチーズ(550グラム)は57%上昇して5.50ポンド、チョコレート(50グラム)は25%上昇の1.25ポンドになった。

値上げ率上位50品目のうち18品目はテスコが手掛けるPB商品。PAによると、業界関係筋は「品目の多さといい値上げ幅といい、テスコの直近の値上げはあまりにも目立つ」と述べたという。テスコは「物価上昇の圧力を受け、一部の製品価格に転嫁せざるを得なかった。ビッグ4(テスコ、セインズベリー、アズダ、モリソンズの大手4社)と比べると依然として最安値もしくは同等の水準にある」と語っている。

Which?は「(値上げを知らずに)お得商品を目当てに来店したテスコの買い物客は、不愉快な場面に遭遇したかもしれない」とコメント。6月に実施した主要ブランド商品の価格調査では、主要6スーパーの中でアズダが最も低価格だったことを明かした。同団体は7月も調査を行い、結果を公表する方針だ。

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