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ベビーカー転倒し幼児骨折 斜面に止めず手を添えて🔓

屋外でのベビーカーによる事故が2018年度までの10年間に79件起きていることが7月25日、NITE(製品評価技術基盤機構)の調べでわかった。これまで相次いでいた指挟み込み事故が大幅に減少する一方で、転倒による事故が依然として発生していた。NITEは保護者に対し、「ベビーカーを不安定な場所に置かず、子どもを乗せている時は目を離さないで手を添えて支えてほしい」と呼びかけた。

重傷事故が発生しているベビーカーの転倒事故。斜面に止めるとバランスを崩す原因になる(NITEの再現実験より)

22日から実施されている「子どもの事故防止週間」にあわせ、屋外や外出時での子ども(0~14歳)の事故を集計した。その結果、ベビーカーの事故は10年間に79件の報告があった。内訳は「体の挟み込み」が52件と最も多く、「転倒」と「「転落」がそれぞれ7件、「部品で擦れた」と「鋭利な部分に接触」がそれぞれ6件と続いた。

これまで相次いでいた指などを挟み込む事故は15年度の4件を最後に報告が無くなる一方で、16年度以降の3年間は転倒事故が3件報告され、そのいずれもが骨折などの重傷事故だった。

群馬県で17年2月、1歳の女児を乗せたベビーカーが転倒し、右腕を骨折する事故が発生。傾斜した不安定な芝生の上に子どもを乗せた状態でベビーカーを止めたため、保護者が目を離した際に子どもが動くなどして転倒したとみられた。ベビーカーの取り扱い説明書には…(以下続く)

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