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【米国】2年で販売台数10倍 エアフライヤーが本格普及

コンシューマーリポート

油を使わずに揚げたように調理できるエアフライヤー(ノンフライヤー)が米国で急速に普及している。調査会社NPD Groupによると、昨年の販売台数は400万台に達し、2年間で10倍に急増した。米消費者情報誌コンシューマー・リポートは「フライドポテトを作るためだけにエアフライヤーを使うのはもったいない」として、さらなる活用法を提案している。

米糖尿病協会が出版した「簡単エアフライヤー料理本」の共同執筆者、ロクサーヌ・ウィースさんは、野菜をエアフライヤーで調理することを推奨。「熱風にさらされた野菜は焙煎されたようになり、風味が強く感じられる上、スナック菓子のようにカリカリの食感になる」と語った。また、レシピによっては「スプレーで食材に植物油をほんの少し吹きかけて調理するとよい」とアドバイスした。

エアフライヤーは、オーブンのように予熱をする必要はなく、料理時間も短く、後片付けも簡単。コンシューマー・リポートは「“フライド”という言葉は今や“体に悪い”という言葉と同じ意味になった」と指摘。フライドポテト作りだけでなく、料理本を参考に健康的で美味しいエアフライヤーレシピの数々を試してほしいと呼びかけた。

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