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豆乳人気続く 用途拡大で出荷量過去最高 健康志向も後押し🔓

豆乳の人気が広がっている。出荷量は10年連続で増加し、昨年は過去最高を記録。今年は1-9月期ですでに30万キロリットルを達成し、初の40万キロリットルの大台をうかがう勢いだ。消費者の健康志向に加え、みそ汁にチョイ足しするなど料理への用途が拡大、さらに凍らせてアイスとして食べるトレンドも生まれ、豆乳が食生活に広く浸透し始めている。

店頭にならぶ調整豆乳と無調整豆乳。飲用・料理用など用途が広がり出荷量が伸びている(20日、都内スーパーにて)

日本豆乳協会によると、2018年の豆乳類出荷量は35.9万キロリットルにのぼり、8年連続で過去最高を更新。今年も1月~9月までの9カ月間で30.2万キロリットルを達成し、初の40万キロリットル台を射程圏内に捉えた。

直近7-9月期の動向調査によると、生産量が最も多い調整豆乳が好調(前年同期比9.8%増)なことに加え、拡大傾向にある無調整豆乳がさらに成長(6.7%増)。果汁入りやコーヒーフレーバーなどの豆乳飲料も底堅く推移(2.2%増)し、豆乳をベースとした鍋スープや豆乳クリームといった新商品の登場も出荷量を押し上げた。

豆乳は、昭和の終わりに大ブームが起こり出荷量が急増したものの、ブームの終焉とともに市場が縮小。平成に入ってからの9年間は2万キロリットル台で低迷するなど消費者離れが起きていた。

協会広報担当によると、「豆乳ブーム時は“がんが治る”、“水虫が治る”などというデマが出回り、出荷量が一時的に伸びたが…(以下続く)

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