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米コンシューマーリポートがベストカー選出 トヨタ5部門制覇

米消費者情報誌コンシューマーリポートは2月20日、2020年のベストカーオブザイヤーを発表した。部門別に10車種が最高賞を受賞したが、そのうち8台が日本車で、トヨタが「カローラ」「プリウス」「アバロン」「レクサスRX」「スープラ」の各車種で5部門を制した。

コンシューマーリポートの自動車安全性試験は、メーカーの影響を一切排して、厳正に評価することで知られる。試験車両はメーカーからの提供を受けずに自ら購入。所有する広大な走行用ロードを使い、一般道での走行シーンを想定した試験を行う。

今回の試験ではFCW(前方衝突警告)、AEB(衝突被害軽減ブレーキ)、BSW(死角警告)に加え、新たに歩行者検出システムを評価項目に追加。米国での交通事故による歩行者死者数が6283人(2018年)に上り、1990年以降最多となったことを試験に反映させた。同誌自動車テストシニアディレクターのジェイク・フィッシャー氏は「我々の調査と独自のテストにより、歩行者検出システムは、交通事故に巻き込まれる歩行者の死者数増加という悲劇的な傾向を軽減させることに役立つことが確認された。この機能を一般化させるために試験項目に追加した」とコメントしている。

厳しい走行テストと会員数十万人から得た情報提供をもとに選ばれた2020年ベストカーは以下の通り。

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