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食品安全はみんなの仕事 7日は世界食品安全デー

コンシューマー

6月7日は2回目となる世界食品安全デー(World Food Safety Day、WFSD)――。

今年のテーマは昨年と同様、「食品安全はみんなの仕事(Food safety、everyone’s business)」とし、食品安全への意識向上と行動を呼びかける。WHO(世界保健機関)やFAO(国連食糧農業機関)は「すべての人が食品の安全を確保するために果たすべき役割を担っている」とし、記念デーへの参加を呼びかけた。

世界食品安全デーは2018年12月の国連総会で国連国際デーとして決議されたもの。昨年6月7日に第1回目が開催され、各国の機関や団体が記念イベントを展開した。

WFSDには国や事業者、消費者が担う5項目の行動フレーズが示されており、政府には「国民に安全で栄養価の高い食品を確保する必要がある」と要求、事業者には「食品の安全性を確認する必要がある」と求めた。

そして消費者には「安全で健康的で栄養価の高い食品を食べる権利がある」とし、これらを要求するために声を上げ、行動する役割を求めた。また、5項目の行動フレーズを「食品安全は共通の責任」とし、すべての人がそれぞれの役割を果たすよう呼びかている。

今回は新型コロナウイルスの影響でオンラインイベントがメインになる模様。スイスのWHO本部で5日15時(現地時間)からフェイスブックライブチャットを開催。視聴者はチャットで質問ができるという。また、ツイッター上では国際消費者機構(CI)が消費者にWFSDへの参加を呼びかけたほか、日本の農林水産省も「食中毒に注意が必要なこの時期に、食品安全について考えてみませんか」とつぶやいている。

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