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レジ袋辞退はプラごみ削減の第一歩 有料化目前に発足式

7月1日から始まるレジ袋有料化を前に、環境省は6月25日、「みんなで減らそうレジ袋チャレンジ」キャンペーンの発足式を開いた。買い物時にマイバッグの持参とレジ袋の辞退を実践してもらい、地球規模の課題となっているプラスチックごみ削減への第一歩としてもらいたい考え。小泉進次郎環境相は「私もマイバッグ持参をきっかけにシャンプーとリンスを石鹸に替えるなど、使っている製品を一つ一つサステナブルなものに切り替えている。新型コロナで必須になったマスクの中にもサステナブルなものが登場してきているので、こうした持続可能な製品に切り替える動きを広げていきたい」と語った。

7月1日のレジ袋有料化が迫る中、都内で開かれた発足式


環境省の3月の調査では、店頭で1週間レジ袋を1枚ももらわなかった人の割合は約3割だった。キャンペーンを通じてこの割合を12月末時点で6割にする倍増する計画。公式サイトで消費者のチャレンジ目標を募集するほか、事業者にも参加を呼びかけて取り組み事例などを紹介する。発足式ではキャンペーンを盛り上げるアンバサダーとして、さかなクン、トラウデン直美さん、西川きよしさんが任命され、小泉大臣とともに壇上でマイバッグを披露した。

大阪湾に300万枚以上のレジ袋が沈んでいることを聞かされた西川さんは「こけそうになった」と驚愕し、「男性にもマイバッグ持参を呼びかけたい」とコメント。トラウデンさんは「レジ袋を通して身の回りのプラスチックに関心を向けてもらいたい。どんな製品に使われていて、どれくらいのごみが出ているのかを考え、削減に向けて皆さんと一緒にチャレンジしていきたい」と呼びかけた。

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