サイトアイコン WEBニッポン消費者新聞

【米国】ベーカリー・カフェのパネラがピザ開始 夕食に照準

外食の新業態、ファストカジュアルの代表格であるパネラブレッドがピザの販売を開始した。同社はベーカリー・カフェの大手チェーンで、これまでモーニング(朝食)とランチ(昼食)が中心だったが、ピザを追加することでディナー(夕食)需要の取り込みを目指す。コロナ禍でテイクアウトや宅配が好調だが、外食全体でみると店舗への客足が午前よりも午後へとシフトしているという。

健康志向をアピールして急成長を遂げたパネラブレッドのホームページ

販売するピザはチーズ、マルゲリータ、チポトレチキン&ベーコンの3種類で、価格は約8~9ドル。売上の30%強を占めるディナー事業に狙いを定め、事業拡大を目指す戦略。同社のプレスリリースでは「業界全体でみると、レストランの客足は(コロナ禍で)ますます午後にシフトしている。ピザを投入することで、どんな時間帯でも消費者のニーズに応えることができる」とコメントしている。

同社はコロナ禍でもテイクアウト、宅配、ドライブスルーが好調。「安全上の理由から多くの消費者は配達と持ち帰りを選んでいる」といい、宅配事業はこれまでの2倍に成長しているという。

メディアによると、ファストフードチェーンの多くが「朝食の復活」に向けてモーニングメニューを強化中。夕食に照準を合わせたパネラの戦略に注目が集まっているという。

モバイルバージョンを終了