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オーブンの熱洗浄機能、豪消費者団体が推奨 やけどには注意

豪州消費者団体Choice

オーブンで肉を加熱調理した際、庫内に飛び散る油や肉汁――。熱分解洗浄機能の付いた製品なら洗剤を使わずに簡単に掃除ができるとして、豪州の消費者団体「CHOICE」が買い推奨している。通常のオーブンよりもやや値は張るが、「手の届きにくい部分も処理してくれるので、あなたが自分でやる以上にきれいに掃除をしてくれる」と解説している。

熱分解洗浄機能は、庫内に飛び散った油や肉汁などを400~500度の高温で焼き付け、灰化してくれる機能。残った灰を掃除機で吸い取るか、拭き取れば掃除が完了する。

この機能を搭載したオーブンも数多く登場しているといい、手頃なイケア製は999豪ドル、高級品ではミーレ製が8098豪ドルで売られているという。

製品には断熱材などが用いられているものの、熱処理中はオーブンが熱くなるため、タオルなどの可燃物の接触には要注意。特に子どもが近づかないよう気をつける必要がある。もちろん製品には安全機能が搭載されていて、処理中はドアがロックされる上、安全な温度に下がるまで開かない。処理時間は約1~3時間程度で、2カ月に1度が目安。

通常のオーブンよりも値が張るが、CHOICEの台所用品担当者は「オーブンの掃除から解放されることは、お金に代えがたいほどの価値がある」と強調。「熱洗浄機能はオーブンの手の届きにくい隅々の汚れまで徹底的に処理するので、あなた以上に良い仕事をしてくれる」と推奨した。

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