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31日は世界禁煙デー 子どものたばこ誤飲に注意呼びかけ

消費者庁

5月31日の世界禁煙デーにちなみ、消費者庁は5月28日、子どものたばこの誤飲に注意を呼びかけた。子どもは生後5カ月くらいになると見た物に手を出し、思わぬものを口に入れてしまうことがある。同庁は「家での禁煙を心がけ、子どもの目の前でたばこを吸わない」よう呼びかけている。

医療機関から寄せられた子どもの誤飲事故は「保護者の車に乗っていて、目を離した隙に、灰皿中の加熱式たばこの吸い殻を口にしていた。誤飲したと思われるのは吸い殻5ミリ程度」(0歳)、「おえっという声が聞こえ保護者が見たところ、たばこを手に持ち、口に葉っぱが付いていた。保護者が未使用のものを落としてしまい、それを拾って口に入れたと思われる。」(1歳)など。

消費者庁が今年1月に実施した調査では、保護者が喫煙する家庭の2割で乳幼児が吸い殻などの「口に入れた」「入れそうになった」事案が起きていた。また、約5割の保護者が乳幼児の前で喫煙していたという。

世界禁煙デーにあたる5月31日から6月6日まで、国内では「禁煙週間」が実施される。「たばこの健康影響を知ろう!~新型コロナウイルス感染症とたばこの関係~ 」をスローガンに健康影響や受動喫煙対策などに関する啓発が展開される。

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