31日は世界禁煙デー 子どものたばこ誤飲に注意呼びかけ

5月31日の世界禁煙デーにちなみ、消費者庁は5月28日、子どものたばこの誤飲に注意を呼びかけた。子どもは生後5カ月くらいになると見た物に手を出し、思わぬものを口に入れてしまうことがある。同庁は「家での禁煙を心がけ、子どもの目の前でたばこを吸わない」よう呼びかけている。

医療機関から寄せられた子どもの誤飲事故は「保護者の車に乗っていて、目を離した隙に、灰皿中の加熱式たばこの吸い殻を口にしていた。誤飲したと思われるのは吸い殻5ミリ程度」(0歳)、「おえっという声が聞こえ保護者が見たところ、たばこを手に持ち、口に葉っぱが付いていた。保護者が未使用のものを落としてしまい、それを拾って口に入れたと思われる。」(1歳)など。

消費者庁が今年1月に実施した調査では、保護者が喫煙する家庭の2割で乳幼児が吸い殻などの「口に入れた」「入れそうになった」事案が起きていた。また、約5割の保護者が乳幼児の前で喫煙していたという。

世界禁煙デーにあたる5月31日から6月6日まで、国内では「禁煙週間」が実施される。「たばこの健康影響を知ろう!~新型コロナウイルス感染症とたばこの関係~ 」をスローガンに健康影響や受動喫煙対策などに関する啓発が展開される。

関連記事

消費者運動年鑑2023

ニッポン消費者新聞最新号発行しました

新着記事

  1. 高速道路における貨物トラックのサイズ・重量制限を緩和する連邦政府案を巡り、米国の消費者団体ナショナルc
  2. インターネット
    ◎現行法ではカバーし切れず 欧米では規制強化 通販サイトを閲覧するだけなのに会員登録を要求された。c
  3. 学校
    全国の公立中学、高校の91%が2019年以降、校則を見直したことが2日、文部科学省の調査で分かった。c
  4. 日本生協連新体制
    日本生活協同組合連合会は6月13日、第75回通常総会及び2025年度第1回理事会において、副会長の新c
  5. ホワイトハウス
    ロバート・F・ケネディ・ジュニア保健福祉長官のキャンペーンに追随し、クラフト・ハインツやペプシコなどc

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 全葬連石井時明会長

    2020-1-22

    登録制度導入も視野に 葬祭業めぐり3省庁が情報交換

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の石井時明会長は1月21日、同連合会と全日本葬祭業政治連盟の合同c
  2. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2020-1-9

    国際葬儀連盟、横浜で6月に世界大会 18年ぶりの日本開催

    今年6月、横浜で世界の葬儀関連事業者が集う世界大会が開催される。主催する「FIAT-IFTA」(国際c
  3. 葬儀事前相談員資格認定試験

    2019-11-20

    葬儀の事前相談員資格認定試験を実施 全葬連

    経済産業大臣認可の「全日本葬祭業協同組合連合会」(全葬連、石井時明会長)は11月18日と19日の両日c
  4. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビススc
  5. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6c
ページ上部へ戻る