【豪州】年度末セールの「5つの罠」に注意 消費者団体が警告

オーストラリアでは毎年6月30日が会計年度の末日にあたり、この時期に合わせた年度末セールや決算セールがオンラインや実店舗で展開される。こうした中、豪州最大の消費者団体CHOICE(チョイス)は「限定オファー」や「史上最大のセール」などのうたい文句に安易に飛びつかないよう注意を呼び掛けた。「年度末セールは最新家電を手に入れる絶好の機会だが、多くの小売業者が消費者の財布を狙って競い合っているため、騙されたり、うっかり不良品を買ってしまったりしないよう注意すべきだ」と警告している。

チョイスが指摘するセール期の主な「罠」は5つ。第一は「不良在庫の処分セール」だ。小売業者が年度末の財務改善を目的に、売れ残りの旧モデルや不人気商品を値引きして売りさばくケースが多く、割引価格だからといって必ずしもお得とは限らないと強調する。

第二は「偽りの緊急性」。「今すぐ買わなければ!セールはもうすぐ終了!」「在庫残り2点!」といった表示は消費者を焦らせるための演出で、実際にはセールが翌月まで延長されることもある。じっくり調べてから購入することが肝心だとしている。

第三は「ブランド信仰」。同じブランドでも機種によって品質は大きく異なる。使わない機能に高いお金を払ったり、不要なグレードアップをしたりすることは避けるようアドバイスしている。

第四は「不要な延長保証」。延長保証は消費者法上すでに保障されている権利の範囲内でしかないことも多く、販売員に「消費者法を超えてどんな保護が受けられるのか」と尋ねるよう促している。

第五は「偽ショッピングサイト」。不審なURLや誤字脱字、常識外れの大幅割引は偽サイトの典型的な特徴であり、信頼できるサイトかどうか購入前の確認が不可欠だとしている。

チョイスは「年度末セールには、小売店が巧みに仕掛けたいくつかの戦略が伴う。買い物をする際には、常に警戒心を持つことが重要だ」と指摘。「パニック買いをする必要はない。年間を通して大幅な値引きセールが頻繁に行われる傾向が続いている」と冷静な買い物を呼び掛けている。

関連記事

消費者運動年鑑2023

ニッポン消費者新聞最新号発行しました

新着記事

  1. ACCC
    オーストラリアでは毎年6月30日が会計年度の末日にあたり、この時期に合わせた年度末セールや決算セールc
  2. 消費者庁
    消費者庁と金融庁は6月11日、全国銀行協会など11の金融関係団体に対し、消費者安全確保地域協議会(見c
  3. コイン
    FIFAワールドカップ2026(北中米W杯)が開幕した6月11日、フランス人の多くがスポーツ賭博に参c
  4. 東京都消費生活総合センター
    家庭教師の契約をめぐるトラブルが増加しているとして、東京都消費生活総合センターは契約前の慎重な検討をc
  5. 世界食品安全の日
    6月7日は、国連が定める「世界食品安全の日(World Food Safety Day)」。今年のテc

記事カテゴリー

トレンドニュース

  1. 全葬連石井時明会長

    2020-1-22

    登録制度導入も視野に 葬祭業めぐり3省庁が情報交換

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連)の石井時明会長は1月21日、同連合会と全日本葬祭業政治連盟の合同c
  2. 全日本葬祭業協同組合連合会

    2020-1-9

    国際葬儀連盟、横浜で6月に世界大会 18年ぶりの日本開催

    今年6月、横浜で世界の葬儀関連事業者が集う世界大会が開催される。主催する「FIAT-IFTA」(国際c
  3. 葬儀事前相談員資格認定試験

    2019-11-20

    葬儀の事前相談員資格認定試験を実施 全葬連

    経済産業大臣認可の「全日本葬祭業協同組合連合会」(全葬連、石井時明会長)は11月18日と19日の両日c
  4. チーズフェスタ2019

    2019-11-12

    チーズフェスタに6千人超、「チー1グランプリ」も決定

    チーズ普及協議会と日本輸入チーズ普及協会は11月10日と11日の両日、東京渋谷区・恵比寿の「エビススc
  5. 全葬連第44回通常総会懇親会

    2019-5-22

    来年の国際葬儀連盟世界大会への準備推進 全葬連

    全日本葬祭業協同組合連合会(全葬連、石井時明会長)は5月21日、第44回定期総会を都内で開き、来年6c
ページ上部へ戻る