黄川田仁志消費者担当相が初会見 自立支援、地方強化など注力
- 2025/10/23
- くらし
◎12ポストを兼務 「精一杯努める」
高市内閣発足から一夜明けた10月22日、黄川田仁志消費者担当大臣が就任会見に臨んだ。消費者及び食品安全担当を含め12のポストを兼務する黄川田大臣は「非常に幅広い重要な政策を担当し、身の引き締まる思い。高市内閣の一員として精一杯努めていきたい」と抱負を述べた。
黄川田大臣は消費者及び食品安全政策について、「消費者の安全安心の確保は言うまでもなく重要な課題」とした上で、「消費者行政の司令塔として関係省庁等と連携しながら、常に消費者目線で消費者の自立の支援にしっかりと取り組んでいく」と強調した。また、消費者施策の推進の基盤は地域の消費生活相談にあるとし、「地方自治体と緊密に連携し、地方の消費者行政の充実強化に一層努める」と述べた。
さらに、高齢化やデジタル化の進展による社会環境の変化に対応するため、「消費者法制度のあり方の議論を深める」と発言。適正な取引・表示、安全の確保に向けた厳正な法執行、消費者教育の推進、食品ロスの削減推進、食品衛生基準行政への対応、科学的知見に基づく食品の安全性確保にも取り組むとした。
担当するポストは沖縄及び北方対策、消費者及び食品安全、こども政策、少子化対策、若者活躍、男女共同参画、地方創生、アイヌ施策、共生・共助、女性活躍担当、共生社会担当、地域未来戦略担当と多岐に渡る。黄川田大臣は「効率良く、かつ深く、力強く推進するために全力を挙げて取り組んでいきたい」と語った。
黄川田大臣は1970年生まれ。埼玉3区選出。外務大臣政務官や内閣府副大臣などを務めた。