サイトアイコン WEBニッポン消費者新聞

アマゾンプライムデーに対抗、スーパー2社が同日ネットセール

ウォルマート+

年に1度のプライム会員向けセール「アマゾンプライムデー」にウォルマートとターゲットのスーパー大手が挑むことがわかった。今年のプライムデーが6月21日~22日の48時間開催なのに対し、ウォルマートは20日~23日の4日間、ターゲットは20日~22日の3日間と、アマゾンよりも期間を長く設定し、しかも1日早い開催を決めた。さらにターゲットは有料会員にならなくても利用可能とし、対抗姿勢を鮮明にしている。

アマゾンプライムデーは2015年から毎年開催されているプライム会員向けセール。同社の誕生20周年記念イベントとして始まり、今年で6回目となる。毎年7月に行われていたが、コロナ禍の昨年は10月に開催され、今年は6月21~22日の開催が決まった。世界中で200万点以上のアイテムが驚きの価格で販売されるという。

これに対抗するのが米スーパーの巨人ウォルマート。20日~23日にオンラインセール「Deals for Days」を開催し、電子機器やおもちゃ、美容製品、衣類などを割引価格で販売する。同社は有料会員サービス「ウォルマート+」を立ち上げるなど、アマゾン対策を急いでいる。

一方、ターゲットは20日~22日にオンラインセール「Deal Days」を開催。会員にならなくても参加でき、セール前の16日~19日には、同社専用ギフトカードが5%引きで購入できるイベントも開く。同社は「誰もがセールに参加できるよう設計した。ソファでくつろぎながらTarget.comで買い物をしてほしい」と呼びかけている。

実店舗の食品スーパー事業にも乗り出すアマゾンにいかに対抗していくか、スーパー業界も待ったなしの状況だ。消費者の選択に現地メディアも高い関心を示している。

モバイルバージョンを終了