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自動車盗難ワースト3位 千葉県や損保協会、対策呼びかけ

千葉県や県警、日本損害保険協会千葉損保会などで作る「千葉県自動車盗難等防止対策協議会」は6月7日、県内の自動車盗難認知件数が全国ワースト3位と被害が高止まりしているとして、啓発チラシ・ポスターを通じて盗難防止対策を呼びかけた。

千葉県は、2013年に全国ワースト1になるなど自動車盗難が多発する地域。その後、県警や協議会の取り組みでワースト1は返上できたものの、19年、20年と連続ワースト3に入るなど依然として被害が相次いでいる。

県内の特徴として柏市(69件)、松戸市(58件)、野田市(43件)で盗難が多発。車種別盗難発生割合ではランドクルーザー(20.4%)、レクサス(17.9%)、普通貨物(12.3%)が被害車種の約半数を占めた(いずれも2020年)。

チラシやポスターでは、電波で施錠・解錠するスマートキーを狙った「リレーアタック」と呼ばれる手口に警告を発し、「スマートキーを金属缶や電波遮断ポーチ等に収納し電波を遮断しましょう」と対策を呼びかけた。照明、防犯カメラ、警報装置、ハンドルロック、GPS追跡装置、タイヤガードなど複数の盗難防止装置を使うと防犯効果が上がるとしている。

警察庁統計によると、2020年自動車盗難認知件数のワースト5は茨城県(821件)、大阪府(789件)、千葉県(670件)、愛知県(500件)、埼玉県(460件)だった。

自動車盗難防止対策を呼びかける啓発ポスター。県内での啓発活動などで活用していく

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