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【米国】昨年の苦情トップは「自動車」 消費者団体が調査

アメリカ消費者連合

アメリカ消費者連合(CFA)は7月26日、行政機関に寄せられた2020年の苦情トップ10を発表した。「新型コロナウイルス感染症があらゆる分野で様々な苦情を生み出した」と指摘、行政相談窓口の運営方法についても「大幅な変更を余儀なくされたが、消費者に重要な情報を提供し続けた」と報告した。

今回の調査では18州にまたがる34の市、郡、州を対象に実施。問い合わせや助言などを除く苦情28万413件を集計して分析した。苦情トップ10は以下の通り。

今回はコロナ禍での調査となり、CFAは相談窓口の運営についても調査。多くの機関は運営方法を大幅に変更し、リモート作業に切り替えるなどしていた。一部の機関はスタッフに携帯電話とノートパソコンを支給し、自宅で安全に作業できる環境を整えたが、電話やメールによる対応を維持するため、少人数で交代しながらオフィス作業を継続する機関もあった。コロナ感染が深刻化する中でもオンラインプラットフォームを使って苦情解決や被害防止啓発を行っており、CFAは「重要な情報と支援を消費者に提供し続けた」と報告した。

これら行政機関は昨年、斡旋や行政措置、訴訟などを通じて2億6297万3073ドル(約289億円)以上の被害金額を取り返したという。

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