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おうち時間増加 子どものやけど事故に注意 半数が重傷事例🔓

新型コロナ感染防止対策や夏休み期間中で子どもの在宅時間が長くなる中、NITE(製品評価技術基盤機構)は7月29日、家の中の身近な製品によるやけど事故に注意を呼びかけた。直近5年間では、ウォーターサーバーや空気清浄機、電気ポットなどの熱源に接触するやけど事故に加え、乾電池の液漏れやボタン電池の誤飲による化学やけどの事故が報告された。NITEは「やけどのおそれのある製品には乳幼児を近づけないよう対策を取ってほしい」としている。

家庭内での子どものやけど事故は身近な製品で起きる。電気ポットや電気ケトルは子どもの手の届かない場所に置き、使用後はすぐに片づけ、残り湯は捨てて事故防止を(NITE事故再現実験より)

NITEによると、2020年までの5年間に、子ども(0~12歳)の屋内でのやけど事故が30件起きていた。そのうち1カ月以上の治療が必要な重傷事例は17件と半数を超え、軽傷が13件。製品別では、ウォーターサーバーが11件、スチーム加湿機能付き空気清浄機が5件、加湿器が3件、電気ポットと乾電池がそれぞれ2件などとなった。

ウォーターサーバーの事故を巡っては、群馬県で昨年9月、1歳男児がウォーターサーバーの背面にある温水タンクに触れて、指にやけどを負った。保護者がウォーターサーバーの背面を壁から少し離して設置したため…(以下続く)

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