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【米国】薄型テレビの掃除 ティッシュではなく柔らかい布で

テレビ

米国の消費者団体コンシューマー・リポートは9月21日、薄型テレビの掃除の仕方を紹介した。デリケートな画面を傷つけないか心配になるが、「難しく考えないでほしい。必要なのは柔らかい布だけだ」とアドバイスした。

コンシューマー・リポートによると、薄型テレビの掃除は意外と簡単で、高価な洗剤もクリーニングキットも必要ない。画面を傷つけないよう柔らかく乾いた布でそっと拭けばいいという。

使用する布は、画面を傷つける可能性があるティッシュペーパーやペーパータオルではなく、眼鏡やカメラレンズのクリーニングに使うマイクロファイバークロスが最適。年間250台以上のテレビを掃除する同団体の写真家ジョン・ウォルシュ氏は「ファイバークロスで円を描くように拭くといい」という。柔らかく乾いた布の場合は画面をそっと拭くこと。強く押し過ぎないよう忠告した。

乾いた布で汚れが落ちない場合は、蒸留水で湿らせた布でやさしく拭くと汚れが落ちやすい。それでも落ちない頑固な汚れは、ごく少量の食器用洗剤を垂らした希釈水を使用する。薄める割合は水100に対し洗剤1程度。テレビ画面ではなく布に塗布して拭くよう呼びかけた。水や溶液で拭いた後に画面が乾くと渦巻きや縞模様が発生する場合があるので、水で拭いた後に乾いた布でもう一度画面を拭きとって確認してほしいとしている。

テレビ画面に加えて、リモコンの掃除も重要。かなりの細菌で汚染されている可能性があるという。まずは電池を取り出し、水で薄めたアルコール溶液を柔らかい布に吹き付けて、その布で全体を拭き取る。ボタンとボタンの間など細かい部分は綿棒を使い、ボタンキーの奥に詰まった食べ物カスなどの破片は木製の爪楊枝などで注意深く取り除くこと。最後に乾いた柔らかい布でリモコン全体を拭き、電池を取り付けて終了。

テレビ専用のクリーニングキットも販売されているが、マイクロファイバークロスと洗浄液(大部分が水)のセットで15ドル以上する。マイクロファイバークロスはホームセンターや事務用品店などで入手でき、蒸留水も自宅で作ることができるとアドバイスしている。

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